1983年 モンマルトル 西村計雄

西村計雄画伯74歳 M6 油彩 2016/9/28落札

いつかは手に入れたかった、憧れの西村計雄の絵である。

なんでも鑑定団にも何回か出ているが、1000万・600万・200万等高額鑑定が当たり前の人気画家である。

1951年42歳でパリに渡り、翌年ピカソの画商カーンワーラー氏と出会い才能が一気に開花する。独特のタッチや色彩、年々変化するその画風は自由奔放で一点にとどまることがなかったが、その時代時代で素晴らしい作品が残されている。

本作は1983年の絵であり、パリ モンマルトルのサクレ・クール寺院を西側から町並み越しに構図を取ったものである。

西村計雄は目に映ったものを写すのではなく、心に映ったものを素直にキャンバスに表現するため、このように絶対に真似の出来ない絵となるのであろう。

飄々と仕上げられているが、圧倒的な力量のもとで余裕をもって描かれた一枚である。

この風景を描いたと思われる。

2021/7/8作品写真追加

最新撮影分として額縁裏面と、大きさ参照のスケール入り写真を追加いたしました。



Uchihara美術館 西村計雄を中心に

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